2010年06月15日
海外マーケット
昨日のサッカーは見ていて楽しかったですね。
勝ったことがもちろん一番良いのですが、
昨日は日本代表のピッチに立つメンバーが、
一生懸命走り一生懸命守り一生懸命戦っていた。
それが見ていて気持ちよかったです。
次のオランダ戦も健闘を祈っています。
さて話は変わり、先日、専務が中国に行ってきました。
帰ってきて「マーケットの成熟度の問題」という
面白い発言に私も色々と考えさせられました。
マーケットの成熟度によって、
マーケティング手法も大きく違ってくるということ。
中国では未だに単純なブランド志向が強いですね。
それはさておき日本にとってやはり中国は
絶対に狙っていかなくてはならないマーケットです。
ものづくり大国と言われてきた日本ですが、
最近話題のスマートフォンや
iPadのような電子書籍デバイスの米Apple、
掃除機の英Dysonなど、
日本の得意分野であるはずの家電市場が
海外企業によって国内シェアを侵食され始めています。
先日Appleがマイクロソフトの時価総額を抜いたことが
ニュースとなっていましたが、
その時価総額は国内で断トツの
トヨタ自動車でさえ半分にも足りません。
政府は違った方面で雇用創出と成長戦略を描いているようですが、
やはり日本は輸出大国で国内など限られたマーケットです。
今大事なことは、ものづくり企業を日本のモノを
一丸となって世界に売り込んで行くことではないでしょうか。
自動車や電化製品の完成度も日本料理の繊細さも、
音楽やアニメに関しても、日本人の感性というのは
世界的にも大変高く評価されています。
しかし売れるというのは全く別の話で、
どの市場も同様、そうそう簡単には上手くいきません。
海外進出しようと考えた経営者の方に、、
早期に売上を上げたいとか、
早期に利益を出せる方法を考えたい、
ポテンシャルのあるビジネススキームを作れないかなどと
相談を受けることがたびたびあります。
早期に売上・利益をと求める事ももちろん大切なことですが、
結局はターゲットを見極め、商品の差別化をはっきりさせ、
その土地の水準にあった価格帯を探り、
マーケティングをしていくという
地道なステップを行うしかないと私は考えています。
それを考えると、
日本の机の上で一生懸命考えているだけではなく、
いかに早いタイミングで実動し始めるのか、
それも大事なことですよね。
肌で感じないと分からない部分は、
頭で考えているよりも大きいですから。
日本の存在感が世界で薄れつつある今日この頃ですが、
もう一度ものづくり大国として立ちあがる日を、
私は楽しみにしています。
その手伝いができるなら喜んで協力していきたいと。
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Posted by 星野龍之介 at 12:08│Comments(0)
│ビジネスの事
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