那覇ではたらく社長のブログ

「やりたいこと」について今日は話してみようと思います。
ちょっと長いですが、最後まで読んでください(笑)

例えば仕事を選ぶ際に
やりたいことかどうかという検討をすることがある。
仕事以外でも何か決断を迫られた時に
頻出する問題かもしれない。

では、「やりたいこと」とは何なんだろう？
そもそも「やりたいこと」とくくる事が必要なのだろうか？

やりたいことというもので選択肢を絞ってしまうと、
可能性が少なくなるというか、むしろ縮まってしまう気がする。

例えばＡさんという人がいて、
彼女は服が好きでアパレル関係の会社で働きたかった。
そして、見事アパレル関係の会社に就職できたが、
実際に会社に行って仕事をしてみるとコピー取りばかりだった。

Ａさんは嫌気がさした。
なんでコピーなんてとらなきゃいけないのかと。
私はファッションに携わりたくてアパレル業界に入ったのにと。

当然の浮かんでくる嫌気だと思う。
しかし、コピー取りが彼女にとって、
やりたくないこととして捕らえるべきかどうかと考えると、
おそらく違うのではないだろうか。

アパレルの会社で働いているという大きな視点でみると、
Ａさんは自分が希望したやりたいことをやっている。
しかし、実際の仕事をみると、
誰にでもできるルーチンワークで、
やりたいことをしていないともいえる。

可能性を広めるには大きな視点が必要だと思う。
やりたいことの中にやりたくないことは必ず出てくるし、
やりたくないことでも逆にやりたいことが出てくる可能性は常にある。

ある部分に注目しすぎたり短期的に考えすぎると、
「やりたいこと」だった事も「やらなきゃいけないこと」に変わってしまう。

「やりたいこと」とは、実は見出すものなのだ。
そういう感覚が分かった瞬間、人はまた成長するのだと思う。

Ａさんが、コピーの仕事を丁寧に迅速にこなし評価されれば、
誰にでも出来る仕事から少しずつ服に携われるようになる可能性は高い。

その時点で、彼女はコピーの仕事に対し、
考え方が変わっていると思う。
極端にいえば「やらなきゃいけないこと」⇒「やりたいこと」のように。

人間は「やらなきゃいけない」という感覚でいると、
例えば何かあったときに、
「（本当は自分はやりたくなかったのに、あなたが頼むから）やってあげた」と
相手の責任にしてみたり、
「こんなにやってあげたのに、あなたは？」という風に、
相手にも犠牲を要求するような考え方になってしまったりする。

逆に「やりたい」という気持ちから常に動いている人は、
人との関わりで動いたことも
「自分の意思によって、自分の責任でやった」という意識を
持っているのだ。

Ａさんの場合、「やりたいこと」として始めたことも、
行動する過程で自然と「やらなきゃいけないこと」になり、
やりたくて始めたことが、
やらなきゃいけないことに変わってしまう。
次第に楽しいどころか苦しくなってしまう。

じゃあ、どうすればいいのか。
「やりたいことをやる生き方」を選べばいいのだ。
「やりたいこと」というのは、
単に自分の考え一つで変わるものなのだ。

具体的にやっている内容や行為は、
実は「やらなきゃいけないこと」として
行動していた時とあまり変わらない。

しかし、気持ちは全く違うはずです。
ひとつひとつに達成感を感じ自信がつき、
自分が心から喜びを感じられることが
確実に増えていくはずです。

そして、それは周りにも伝達し、
少しずつ認められていきます。
それが楽しくて、よりやりたいことをやる。

そういった積み重ねが、
やりたいことだらけな毎日につながり、
自ずと楽しい人生に向かっていくのです。


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